新卒で入社した会社を2年以内に辞めた理由

転職

私は新卒で入社した会社が合わず、わずか2年以内に辞めてしまいました。

就職活動では苦労し、やっと内定が出て入社した会社でしたが、入社後すぐに社風が合わないことに気づき転職を考えるようになりました。

今回は、私が転職を決意した時のことを書いていきます。

今の会社に不満があって悩んでいる人や、転職活動するか迷っている方の参考になれば幸いです!

この記事はこんな人におすすめ
  • 今の仕事や会社に不満があって悩んでいる
  • ブラック企業だけど我慢している
  • 転職について分からないことが多く不安
  • 第二新卒の転職活動について知りたい

就職活動で苦労した私が転職しようと思った理由

私の学生時代の転職活動と内定まで

私が就職活動で第一志望としていた業界は、学生に人気で競争率が高く、名前を聞いたことがあるような有名企業は応募しても当たり前のように書類選考で落ちてしまうことが多かったです。

たくさんエントリーし、書類選考に通過して面接に進める会社は増えても、最終面接までは中々進めずに苦労しました。

就職活動で嫌だなと思ったのは、落とされた企業からはお祈りメールが届くのみ。
フィードバックがないので、改善点を見つけるのに苦労するなということ。


先が見えないのが辛く、諦めかけた時期もありました。
とりあえず就職しなくちゃ…という焦りから、後半は志望業界以外の会社も受けたりしました。
すると、数社内定が出たのです。

やはり志望業界への就職は難しいのかな…と就職活動を続けるか内定を貰えた会社に就職するか迷いました。

しかし、内定が出たことで少し心に余裕が出来たのか、志望業界でも内定が出ました!
苦労が続き、諦めかけていた時期もあったため、とても嬉しかったことを覚えています!

何故会社を辞めたいと思ったか

そんなに苦労して内定が貰えた会社なのに、何故辞めたいと思ったか?
それは、社風が合わなかったからです。

入社してすぐに違和感に気づき、会社への不信感が増していく日々を過ごしていました。
そして、同じ違和感を持った同期と愚痴る日々(笑)

おかしな組織のルールやサービス残業を強制している現場等、法令順守をしていない会社に対して「それっておかしくない?」の積み重なりでした。

新卒で入社し、初めて働いた会社だったため、会社がおかしいのか私の我慢が足りないのか悩んだ時期もありました。

しかし、他社で働く友人に話を聞いてみるとそれが普通ではないことに気づきます。
皆何かしらの不満を抱えながら働いているとは思います。

それでも、転職後の環境から振り返ってみると
「社員を大切にしない社風」や「法令遵守していなかったこと」から辞めて良かったなと思いました。

転職を決意したきっかけ

転職を決意したきっかけは、劣悪な環境にいても悪影響を受けるだけと思ったからです。

不満を抱きつつ、同期と愚痴る日々を送っていた私ですが、わずか半年で同期がどんどん辞めていて、気づくと半分の人数になっていました。

中にはストレスで身体を壊した人も…
私も会社のことを考えると不調を感じることが増えていて、このまま続けていて大丈夫なのか?と思うようになりました。

しかし、前述したように就職活動が大変だったこともあり、やっと入れたこの会社を辞めて他に働けるところがあるのか不安で動けずにいました。

そんな時、一緒に愚痴をこぼしていた同期も転職活動を始めました。

結局毎日不満を言い合っても心が擦り減るだけで、何も変えられないんですよね。

実際に、その会社の先輩社員は、どうにもならない環境を諦めておかしくなっていました。
休みを取りにくい環境だったからか、嘘をついて休んだり、勤怠報告を偽る社員も…

皆がおかしいと思いつつ会社を諦め、ズルをする人が多くなってしまったのかもしれません。

こんな会社に精神を擦り減らして身体を壊したり、ズルをする人間にはなりたくない!!
「前向きに仕事を頑張る環境がここには無い!」と思ったのが転職を決意した理由です。

第二新卒の転職方法

学生時代とは違う!転職活動について

学生の時の就職活動では、検索型の求人サイトを使っていました。
就活サイトに登録して条件を入れ、出てきた企業に応募するというものです。

しかし、社会人になってからの就職活動はサポートの多い転職エージェントを利用しました。

先に転職活動を始めた同期が利用していて、話を聞いて良いなと思ったので試しに登録してみたのがきっかけです。

転職エージェントは企業と求職者の間に入って転職活動のサポートをおこなってくれます。

就職活動で感じたフィードバックが無くて改善点に困るという点を解決してくれるのではないかと思いました。

まず、エージェントのサイトで登録をすると、面談をしてくれます。

この面談とは、面接ではなく転職にあたってのヒアリングです。
自分の現在の状況や転職で達成したいこと等を聞かれ、スキルに合わせた提案をするためのもの。
面談後に希望に合わせた求人を紹介してくれます。

なので、自分をよく見せようとしたり嘘をつくのはNGです。
何が原因で辞めたいのか、どのような会社や仕事をしたいのかを話した方が良いです!

転職活動に必要なもの

転職の時に必要な応募書類には、履歴書と職務経歴書があります。

履歴書はアルバイトや就職活動の時に書きましたよね。

しかし、職務経歴書は学生時代の就職活動では無かったものなので不安に感じる方も多いと思います。
職務経歴書とは、今までの業務の経験やスキルをまとめたものです。

エージェントの場合は、この職務経歴書の添削や面接の練習もしてくれたのでとても助かりました。

学生の時は大学の窓口で相談したり就活講座があって面接練習の授業があったのですが、社会人になってからの転職活動って一人なんですよね。

「また変な会社に入ってしまったらどうしよう…」「転職活動って何をしたら良いのかわからない」と不安も多いと思います。

だからこそ、何をしたらいいのかわからない初めての転職はエージェントがおすすめです


転職活動を始めてみて

転職活動で大変だったこと

1.時間の確保

私は仕事を続けながら転職活動をしたのですが、特に時間の確保が大変でした。

仕事をして帰ってきてからの時間や休みの日等、時間を見つけて応募書類の作成や面接の準備をしないといけません。

そして、企業の面接は基本平日なので終業後に移動し、面接を受けます。
翌日も仕事があることを考えると中々ハードですよね。

面接当日に残業になってしまうと困るので、仕事のスケジュール管理や調整も必須です。

2.応募書類の作成と面接対策

初めての書類作成や転職の面接対策では、わからないことも多かったです。
そこは、応募書類の添削や面接のアドバイス等エージェントのサポートにとても助けられました。

求人の紹介だけでなく、退職理由等の伝え方を一緒に考えてくれたり、職務経歴書等の応募書類の添削や面接前のアドバイスは参考になりました。

特に退職理由等の不満になりがちな部分を上手く言い換えてくれてさすがプロと思いました(笑)

学生時代に参加していた不特定多数向けの就職セミナーよりも「自分に合わせたアドバイス」を貰えることは本当に心強かったです。

企業との間に入ってくれて希望を伝えたり、自分でするよりも上手く調整してくれるので助かります。

転職活動で思ったのは、学生時代にもエージェントを利用しておけば良かったなということです。

転職活動を始めて良かったこと

1.今の自分の状況を整理出来る

エージェントとの面談で自分の置かれている状況を整理して話すことが出来ました。

転職を目指して色々な企業を見比べていると、同じ職種でも業界が変われば年収や休日日数が違うことを知れました。

今までは自分がいた環境にばかり目を向けて不満を持っていましたが、転職活動で色んな業界の情報や求人条件の違い等の知識を得て視野が広がったと思います。

また、転職市場での自分の可能性も知れます。

応募条件に○○年以上のスキルとあるハードル高めのところもあれば、今の仕事を生かして転職出来そうなところも見つかりました。

転職活動を通じ、今の自分の仕事とスキルや経験を見つめ直すきっかけになりました。

2.学生の時よりも企業の求めている人材がわかる

学生の面接って正直なところやり難かったです。

自己PRとか部活やサークル活動等の仕事以外の活動から自分はこんなことが出来る人材だ!とアピールするのって難しくないですか?

しかし、転職の場合は経験やスキルが重視されるので、求人情報の仕事の内容から求めている人材像が分かり、自己PRもしやすいなと思いました。

そして、総合職採用のような何をやるのか分からず就職ということもないところも安心材料の一つ。

募集要項を見ていると、仕事内容の中に自分が今までやったことのある仕事があったりするので、この仕事やったことある!
この仕事は上司がやっているから難しいのかな?という基準で仕事内容の想像が出来ます。

仕事内容がわかることで自己PRもしやすい点は、転職ならではのメリットだと思います。


3.企業を選ぶ基準が明確になっている

一度ブラック企業で働いたからこそ、こんな会社は避けたいという基準がわかりました。
そのため、学生時代と求人情報の見方も変わっていたんです。

例えば、社会人になって働いてみたからこそ、残業が多すぎると続けていくのがしんどい…等
経験から企業を選ぶことが出来るようになっています。

学生の時は年間休日の日数しか見ていなくても、友達や彼氏と遊びやすい土日祝が休みたいといった風に漠然と選んでしまっていた部分でもしっかり基準を持てていたりします。

仕事に対する自分の価値観が出来たことで、今より良い環境を見つけやすいと思いました。

4.年収UPも可能

転職では労働環境の改善だけでなく、収入を増やすことも可能です。

私も入社してから2年以内に転職活動を始めましたが、年収は増えました。

まだ、実績と言える程のものが無くても、一度企業で働いたことでビジネスマナーや基本の教養が身についています。
今までの仕事経験を生かすことが出来れば未経験扱いではないので、年収が増える可能性はあります。

また、初任給が高めな会社へ転職するとベースの年収が高めなので、現在よりも年収が増える可能性が高いです。

転職するか迷っている人へ伝えたいこと

今の会社に不満があっても、転職は上手くいくかどうかわからず不安もあると思います。
私自身も就職活動が大変だったので二度としたくないと思っていました。

しかし、いざ会社に入ってみると、心身ともに壊してしまう人も見てきましたし、諦めてズルをする人も見てきました。

無理して続けることで、病気になってしまうと再就職も難しくなってしまいます。

心や体を壊してしまう前に、一社目で自分に合った会社を見つけることは難しかったんだなと割り切って転職活動をスタートしてみるのも良いと思います。

転職活動がもし上手くいかなくても会社を辞めなきゃいけないわけではないので、とりあえず始めてみるのも有りだと思います。
上手くいったら今より良い会社に入れる位の気持ちで始めてみて、自分の選択肢を増やしましょう!

また、今すぐ転職活動したい!とまではいかなくても、転職サイトに登録することは可能です。

「どうしても辞めたい…」と切羽詰まってから始めるよりも、今のうちに準備しておくことで心に余裕が出来ると思います。

良い求人があれば応募しようくらいの気持ちで始め
良い条件を見つけたら応募出来るように準備をしておくのがおすすめです!

まとめ

  • 不満を抱えて続けるよりも、前向きに仕事を頑張れる環境に転職した方が良い
  • 転職は学生の時の就職活動とは聞かれることも求められることも変わる
  • 転職エージェントを利用してサポートして貰うのがおすすめ
  • 大きな実績が無くても、年収を増やすことは可能
  • 転職サイトに登録をすることで転職市場と自分の市場価値について知れる